概要
第二次世界大戦当時の格納庫を利用したハンガー37では、1941年12月7日の真珠湾攻撃からミッドウェー海戦以降の、アメリカの第二次世界大戦への関わりを物語る航空機体が展示されています。格納庫にはミニシアターがあり、受賞歴のある12分間のドキュメンタリー「イースト・ウィンド・レイン」を15分おきに上映しています。
ハンガー37に入ると、まずは1940年代の戦前のハワイでの生活を描いた回廊に入ります。約703坪の広大な展示エリアに入ると、真珠湾攻撃で使われた実物の航空機や、解説地図、その他の収蔵品が並び、攻撃当時の様子がありありと目に浮ぶことでしょう。
丁寧に修復された日米両軍の航空機が見学できるだけでなく、ニイハウ事件の詳細や、ミッドウェー海戦の特別展示、映画「パールハーバー」のドーリットル空襲の描写に使われたB-25Bミッチェル爆撃機、ジョージ・ブッシュ元アメリカ大統領が単独飛行の一部を行ったステアマンN2S-3など、貴重な機体や資料が展示されています。このように、ハンガー37では、現在の世界を形作った第二次世界大戦にアメリカが突入していったきっかけである1941年12月7日の攻撃に、新たな光を当てています。
このほか、ハンガー37には360度動く大迫力の2人乗りフライトシミュレーター「ファイターエース360フライトシミュレーター」があり、太平洋上でのドッグファイトの興奮を堪能できます。また、パールハーバー唯一のレストラン「ハンガーカフェ」では食事のほかビールやワインを味わうことができます。来館の記念にミュージアムショップでのお土産探しもお忘れなく !